本年もよろしくお願いいたします。
今年の瓦版の記事初めは、生活設備の50年史です。
半世紀の間に、我々の生活まわりは激変したと言っていいのではないでしょうか?
それでは、振り返って見ましょう。
●キッチンの50年史
収納力がさらに高まる
調理器具専用の引き出しや、足元の床上直ぐの部分に、収納スペースがあるなど、収納性が高まる。また、引き出し部は、わずかな力でしまうことが出来、音も静かになるなど、使いやすさや快適性も高まってきた。
10歳(2000年前後に設置されたキッチン)
キャビネットが引き出しタイプへ
20歳(1990年前後に設置されたキッチン)
システムキッチンが一気に普及
簡易型施工のシステムキッチンが一気に普及し、年間出荷台数が100万台を突破。出荷台数がセクショナルキッチンを上回った。
高級システムキッチンが憧れの的に
高級システムキッチンが登場し、富裕層に人気となり、庶民の憬れの的に。また、低コストの簡易施工型システムキッチンが登場。
40歳(1970年前後に設置されたキッチン)
ステンレス流し台が主流に
ステンレス流し台に深型シンクが登場し、流し台の主流となる。セクショナルキッチンが一般化した時代。
50歳(1960年前後に設置されたキッチン)
石やコンクリートの流しが主流
当時のキッチンは、流し台、ガスコンロ、調理台といった組合せで左官仕事で作るのがが主流でした。ステンレス流し台が登場し、従来の石やコンクリート製のものから切り替えが進みました。
●風呂の50年史
新機能で掃除が楽に
排水口にたまってカビやニオイの元となる髪の毛などのゴミを、まとめて集め、手に触れずに捨てられる機能が登場したり、床に水を残さない特殊床が登場するなど、清浄性がさらに高まる。
10歳(2000年前後に設置されたお風呂)
ユニットバスが完全に一般化
20歳(1990年前後に設置されたお風呂)
ユニットバス時代に突入
一気にユニットバスが普及し、出荷台数が在来工法の単体浴槽を上回りました。浴槽の素材としては、ステンレスからFRPなどの樹脂製にシフトし、主流となりました。
30歳(1980年前後に設置されたお風呂)
浴槽の素材が多様化
人工大理石の浴槽が登場し、FRP、ホーローなどとあわせ、浴槽の素材が多様化した。ステンレス浴槽の出荷割合も4割程度に減少しています。
40歳(1970年前後に設置されたお風呂)
ステンレス浴槽が普及
ステンレス浴槽が一気に普及し、浴槽の主流となっていった。カラーステンレス浴槽も登場。また、ユニットバスが一般住宅でも採用され始めたのもこの頃。
50歳(1960年前後に設置されたお風呂)
銭湯利用が中心
浴室普及率は6割未満で都市部はさらに低く、銭湯通いが当たり前の時代でした。内風呂は木桶が主流でした。
●トイレ設備の50年史
清浄性がさらに進化
洗剤を入れておくと自動で掃除してくれるオート洗浄機能や、便器に張った水の水面部分に出来る輪シミの掃除がしやすくなるよう水位を下げられる機能がついたタイプなど、清掃しやすさが進化。
10歳(2000年前後に設置されたトイレ)
節水化が進み、6リットルタイプが登場しています。
20歳(1990年前後に設置されたトイ)
タンクレストイレが登場
洗浄用タンクがない「タンクレストイレ」が登場。トイレ空間が大きく変るきっかけとなる。また、「脱臭機能」「消音装置付き」など、多様化も進んだ。
温水洗浄便座が登場
水洗トイレの普及が5割を超えたこの頃、TOTOから温水洗浄便座(ウォシュレット)が発売され、一大センセーションを巻き起こした。トイレは設備機器から電気機器へと大きな変貌を遂げました。
40歳(1970年前後に設置されたトイレ)
水不足が深刻化。節水化が課題に
水需要の高まりによる水不足が深刻化。節水化が進み、1回あたり洗浄水量が13〜16リットルのタイプが登場。
50歳(1960年前後に設置されたトイレ)
トイレは和式の汲み取り式
和式汲み取り式が主流でした。この頃、水洗トイレが登場し、公団住宅に前面採用されるなど、憬れの的となった。
こうしてみると、1970年代に、ステンレスが普及したことがお風呂にもキッチンにも当てはまり、面白いですね。


